最近低価格な光造形機のリリースや発表が相次いでますね。
つい数日前に発送が開始されたらしいMIRACLP X120とか
順調に遅れてるBean3Dとか
ごくごく一部で(良かれ悪しかれ)楽しまれてるWanhadD7とか

Form2持ってる身だけど僕もBean3Dは出資しました。早く来い。

んでTwitter眺めてると、本体以外に何が必要なの?っていうツイートを
ちょろちょろ見かけたので、だいたいこの辺抑えておけば大丈夫じゃね?
っていうのをいくつか書いておきます。

手袋

光造形機で使うUVレジンは人によっては結構重篤な
アレルギー反応を起こしやすいのでできるだけ直接触れないようにしたい。
なので防護のために使い捨ての作業用手袋は用意しましょう。
プリンタ本体に付属してくることも多いけどせいぜい10双くらいなので
ちゃんと事前に準備しておきましょう。


ぼくは個人的な好みでニトリル手袋使ってる。これはこれで人によっては
かぶれることがあるので、そういう人はビニールの手袋でもいいと思う。

んで注意してほしいのは1作業が終わったら早急に脱いで廃棄。
絶対に使いまわしはしちゃダメ。
時々まだ使えるからって何度も使い続けてる人いるんだけど
ニトリルゴムでもビニールでも親油性があるので実は成分は
じわじわ少しづつ浸透してくるんですよ。
そんな状態で着用を続けてると下手に素肌に触れるよりもタチが悪いことになりかねない。
防護のために絶対必要なんだけど、あくまでも時間稼ぎっていうことは忘れちゃダメ。
これはUVレジン相手だけじゃなくてガレキクラスタが使うウレタンレジンも同じことね。

不織布のウェス

造形が終わった後にベッドを掃除したり、レジンタンクの掃除したり
多目的に使えるのでウェスは割とガンガンなくなる。

キムワイプみたいな小さい奴だと拭ききれなくて垂れてきたりするので
大判のキムタオルみたいなのがオススメ。100均キッチンペーパーでもいいかもしれん。
普通のティッシュペーパーでふき取ると繊維がベッドやレジンタンクに残って造形物に
影響が出かねないのであんまりオススメはしないかな。

洗浄用のIPA(=イソプロピルアルコール)

造形終了後はまだ造形物の周囲に未硬化のレジンがべっとり付着してるのです。
そういうのはちゃんと洗い流してやらないといけない。
なのでそのために洗浄用のアルコールも買っておきましょう。

IPAは薬局でも売ってるし、ガソリンエンジンの水抜き剤としても売ってるんだけど
洗浄用に使うには100mlとか500mlの小瓶では全然足りない。最低でも2リットルくらいは
最初に用意しておいたほうがいいかも。

僕らはもう日常的に使ってるので14リットルとか18リットルとか買っちゃうけど
いきなりそれ勧めるのはちと酷いと思うので_(:3

洗浄槽として使う密封容器

ぶっちゃけタッパー。100均ので大丈夫です。
想定してる出力品が充分に浸かるくらいの余裕があるもの。
これをできれば3つ。最低でも2つはほしいです。
がんばって置き場所を作りましょう。
できれば1.5リットルくらいはIPAを入れておきたい。
数と大きさについては先日の記事
<出力品の洗浄のこと>
に理由書いてあるのでご参考にしていただけると嬉しいです。
上で列挙した造形機はどれもForm2よりも出力可能サイズが小さいので
ここまで大容量な容器は必要ないけど、それでもできるだけ大きいほうが楽なのです。
んで、容器本体は絶対にポリプロピレン製の奴にしてください
まぁ大抵は本体PP製だから大丈夫だけど、問題はフタなんですよね。
フタだけは開けやすくかつ密閉もしやすい柔軟性のあるポリエチレン製なのが多い。
でもこれIPAにさらされてるとだんだん劣化していくのです。
まぁでもタッパーなんか気にするほど高いものでもないし
1年交換くらいでもいいんじゃないかなぁ。

平型ピンセット

いわずもがな、造形物摘まんだり失敗した破片摘まんだり多用途。
ただ造形機とあわせて使うのに用意してほしいものは
「先端が平型」のピンセットです。
とがってる奴は造形物にキズもつけやすいし
タンクの中をあさってるときに底にひっかき傷でもつけたら大惨事。
最悪1発でタンクをダメにします。
平型のでも力の加減が悪ければ一発でダメにすることもあるだろうけど
とがってる奴よりはまだ安全。


本当におススメしたいのはダイソーで売ってる100円のこのぺらっぺらの
クソピンセットなんですよね。
こいつが絶妙にこの用途に限って言えば使い勝手が良い。
薄すぎてぺなっぺななので出力に失敗してレジンタンクの底に張り付いたカスも
するっと隙間に入って浮かせて取りやすい。
似たようなものがアマゾンに無いかと調べたんだけどちょっと高いんだよね・・・。

・・・まつげ用らしい。

使い捨てコップ

100均で10個とか20個とかセットで売ってる奴でいいです。
こいつは後述のフィルタと組み合わせて使うので、なるべく大きい奴のほうがいい。

濾過フィルタ

本来の用途はペンキなんかの塗料のゴミ取り用。
レジンの濾過をするときに使います。

どんなときにレジンの濾過をするの?っていうことなんだけど
出力に失敗して欠損があった時とか、脱落してレジンタンクの中を造形物が泳いでたとか
大抵そういう場合、タンクの中に細かい破片も泳いでたりするので
そういうのが原因で失敗が続くようなときはタンクの中身をフィルタ通して濾過してやる。

失敗が無くても同じレジンを使い続けてるとだんだん硬化不良を起こした
粘度が高いレジンの層が出てくるのでそういうのも除去するときがあったり。

UVライトボックス

出力物の硬化が不十分だと感じた場合に、追加で紫外線照射することで
より硬化を強めるために使う。

なんでこれ最後に持ってきたかっていうと
これ必須の装置かと思われてるけど実はそうでもないんですよ。
硬化するっていうことは文字通り硬くなるんですよね。
なので粘りも少なくなって脆くもなったり。
僕らみたいにガレキ原型に使うなら後硬化する前に柔らかめのうちに
表面処理や追加工作してしまって、事後変形が始まる前にシリコンに沈めて
型を取ってしまうという手もありっちゃあり。
なので実のとこ、ここ半年くらい僕の手元では出番が無かったり。

とまぁつらつら書き連ねてたけど、改めて見ると結構多いな。。。
これから環境整える方の参考になればいいな。

・・・やっぱり運用まで考えると面倒なんだよなこの機械 _(:3